» 食養生のブログ記事

この間、プチ断食をしました。方法は、3日間酵素飲料だけで栄養を摂るというもの。水はたくさん飲みます。昨年に続いて2回目の取り組みです。

目的はデトックスと身体のリセット。

断食中は、特に空腹感にさいなまれることもなく快適。不思議と気分が落ち着いているものです。3日間終了後には、腸の中の残留便らしきものが排せつされて、肌の調子も良くなった感じ。身体も軽くなった感覚。

食べ物からの食品添加物、農薬、成長ホルモン剤、抗生剤、金属などによる体内汚染は、細胞を酸化させたり神経の発育に悪影響を及ぼしたり、ホルモンバランスをかく乱させたりと、いろいろな害をもたらすそう。

理想は月1回、少なくとも年に何回かは行いたいと思っています。

断食終了後は、軽い和食で2~3日回復食。その後は普通食再開。食べ物の味がとても良く感じられます。

今は、ミネラルバランスが最高の牡蠣肉エキスのサプリメントで重金属のデトックスを続けています。

~薬剤師 鳥居英勝~

3才までに腸内細菌は固まるそうです。先日、小さい時に良い発酵食品を十分とって、良い菌を根付かせておくことが大切だな~と実感することがありました。

『快食快眠、トイレに入れば10秒で見事な通じがあるわたしなのですが、思いがけず難便に。⇒特に理由も見当たらず、放置したところ、数日そのままの状態。⇒何気なく、このところの食べ過ぎを調整しようと、休んでいた朝食かわりの酵素を開始。すると2日目には快便。』

・・・この酵素は、思えば子供の頃に良く飲んでいたもので、中には乳酸菌とオリゴ糖がいっぱい。この乳酸菌は、きっと私のおなかの中に根付いているはずです。なにかの理由でその良い菌の比率が下がっていたのが便秘の原因で、酵素を飲むことで良い菌が湧き上がって、腸の調子が戻ったんだろうと思います。

3才までに腸内細菌叢が固まるということは、この頃までに根付かせた乳酸菌は、大人になってからも『自分に合う乳酸菌』ということ。そういうものを持っていて、何を飲んだりどういう食事をすればそれが増えるかが分かっていれば、ちょっと調子を崩したときに身体を整えるのに役立つはずです。ちなみにヨーグルトで便通を良くしようとするときには、自分にあったもの探すことが大切で、2週間食べてみて便通に良い変化がみられればその菌は合うといって良いそうです。

腸内細菌叢を良く保つことは、栄養の吸収・快便のみならず、アレルギー改善、免疫を良くする上でも大切だといわれています。それが3才までに固まるということは、小さい時の食事がとても重要ということ。この時期に発酵食品をたっぷり摂って、良い菌を根付かせ、良い腸内細菌のバランスにしておくことがとても大切だと思います。

~薬剤師 鳥居英勝~

冷えには色々なタイプがあります。

下半身型、四肢末端型、全身型、局在型。

どのタイプにもいえるのは、筋肉をつけて、運動して、血行を良くして、基礎代謝を上げると良いということです。これはそっくり、ダイエットで脂肪を燃やしたいときにすると良いことでもあります。

他に、内蔵型という冷えのタイプもあります。風に当たると寒気を感じるのが特徴です。身体の芯を温めるように、冷たいものを控えることが大切です。

~薬剤師 鳥居英勝~

以前は良いと考えられていたことが、今の科学ではダメとされることが結構あります。

骨を強くするから飲むと良いとされていた牛乳が、今では骨粗しょう症を引き起こすから避けた方が良いと言われていますし、

高齢の方が骨粗しょう症予防にサプリメントでカルシウムを摂るとことも、血管を詰まらせて認知症のリスクが上がるから注意した方が良いとされるようになりました。

逆に、以前はそれほど注目されていなかったマグネシウムは、色々な代謝酵素の中心になる栄養素であるとして、今では積極的に摂ると良いと重要視されるようになっています。

栄養学も進化していますので、新しい科学的根拠に基づく情報を取り入れていかないといけません。

~薬剤師 鳥居英勝~

鳩、アヒル、鶏。どれも中国ではよく食べられる食材です。

お客さんに出す際には、おもてなしのレベルによって食材を使い分けるそうで、最上級のおもてなしは鳩料理、次がアヒル、鶏はその次になるそうです。

一つの円卓でみんな食べたことがあるのですが、うまさの序列もこの通りでした。

おもてなしで鳩を出してもらったら、平和の象徴であることは忘れて、ありがたくいただきましょう。

☆鶏肉は血を増やす(養血)作用があります。血が不足気味の方には良い食材です。

~薬剤師 鳥居英勝~

トマト・ほうれん草・なす・タケノコにはヒスタミンが、バナナ・キウイ・パイナップルにはセロトニンが多く含まれています。

ヒスタミンとセロトニンは化学伝達物質で、花粉症の症状をひどくする原因になります。花粉症が心配な方はできるだけ避けた方が良いようです。※加熱すればOKと言われています。

毎朝バナナ入り自家製スムージーを飲んでいるのですが、今は別の果物に切り替えています。

~薬剤師 鳥居英勝~

食養生では『下に育つ食品は温める』といわれています。

地下にのびる植物性食品(根菜類・いも類・生姜・百合根・蓮根)や、水面下に育成する海藻類(わかめ・ひじき・昆布)など、下に育つものは身体を温めるようです。

『南でとれる果物は身体を冷やし、北でとれる果物は温める』『夏野菜は身体の熱を冷ます』など、知っておくと便利な食材の特性は色々あるものです。

~薬剤師 鳥居英勝~

どれだけ医療が進歩しても、人間が永遠に生きることはできないそうです。その理由は、全身の血管を移植することはできないから。

人間の血管は、大小合わせて10万kmにも及ぶそうです。動脈硬化などでボロボロになった血管を、部分的には可能でも、全身丸ごと新しくすることはできません。

血管を健康に保つ秘訣は、なんといっても酸化ストレスを防ぐことです。そのためには、毎日の食事でフレッシュな野菜や果物など、フラボノイドを摂ると良いようです。

より効果的に、てっとり早く酸化ストレスを防ぐには、抗酸化力が確かなサプリメントなどを摂取すると良いでしょう。ビタミンC、E、イチョウ葉エキス、活性水素水などなど、様々な抗酸化作用のある素材があります。

サプリメントや健康食品で摂る場合には、抗酸化活性が明らかで、EBMがしっかり取れたものを選びましょう。

~薬剤師 鳥居英勝~

『昭和の食事』で述べた漢方薬の切れ味が良い方の特徴から、漢方薬の効き目が良い身体造りの方法を考えてみます。

効き目が良い方の特徴として、『デトックスできている、代謝が良い、腸内環境が良い』が挙げられ、身体に現れる表現としては、『便通が良い、冷え症ではない、体温が高い、肥満ではない』といえると思います。

このような方は、何もしなくても大丈夫でしょう。

逆に、便秘がちまたは下痢気味、冷え性、低体温、代謝が悪くて動いても汗をかかず、太っている。このような方は、何とかしなければなりません。

では、てっとり早く、漢方薬が良く効く体質になるには、どうしたら良いでしょうか?

私は、植物エキス発酵液(=酵素飲料)を飲むと良いと思います。

良質な植物エキス発酵液には、ビタミン、ミネラル、酵素、そして乳酸菌がたっぷり含まれています。続けて飲んでいるとデトックスになるし、ビタミンミネラルの働きと、体内酵素が消化ではなく代謝酵素に回ることで細胞の代謝が良くなる、乳酸菌が豊富なので腸内環境が良くなる、このようにな体内環境になってきます。昭和の食事を摂っていた頃は、自然にこうなっていたのでしょう。

腸内環境が良くなって、代謝も良くなれば、それだけで元気になります。そして、漢方薬は間違いなく効きやすくなると考えられます。

※生薬には、腸内の善玉菌による代謝を受けて活性体となって効果を発揮するものもあります。腸内環境が良く、善玉菌がたっぷりあれば、漢方薬の効きが良くなることは間違いありません。

~薬剤師 鳥居英勝~

世界で最も肥満が少ない国はどこでしょうか? 実は、ベトナムだそうです。

その理由は、

①ベトナムでは起床から14時間以内に食事を済ませる。(早起きなので、夕食から寝るまでに時間が開く。)

②主食は米、おかずは野菜たっぷりで、肉や魚は食べるけど少な目。

③油はあまり使わず、鍋が多い。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・~『ベトナム人に学べ!“太りにくい”食べ方』より~

まさに、欧米化を受ける前の日本食と似た食事を、現代のベトナムの方たちはされているんですね。

私どものところにも、東南アジアの方々が漢方相談にお越しになります。確かに太った方はいないし、便秘や冷えの訴えも少ない。

きっと、良い食事を続けているおかげで、日々の食生活で身体がデトックスされていて細胞の代謝も良く、腸内の環境も良いのでしょう。

また、日本人に比べて漢方薬の切れ味が良いと私は感じています。

昭和40年代中ごろに摂っていた食事が、日本人にとって最も長生きできる食べ物なんだそうです。飽食時代の栄養失調なんていうことが言われている今、日本食をもう一度見直す必要があるように思います。

~薬剤師 鳥居英勝~