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漢方薬は筋肉を保つ支えになります。

五臓六腑の『脾』は肌肉を司り、脾を強くする漢方製剤は筋肉を強くすると考えられています。

また、亀板・鹿茸・紅参・枸杞子の4味からなる漢方製剤(亀鹿二仙膠)には、マウスの実験で、筋肉細胞の代謝・タンパク質合成を高め筋肉量低下を防ぐことが確認されています。

80才以上では、女性で2人に1人、男性では3人に1人がサルコペニアに該当するとのこと。年を重ねたら筋肉量の維持に努めなければなりません。

良い筋肉を造り筋肉の収縮力を高めるためには、アミノ酸・カルシウム・鉄などの栄養素が必要です。近年、ω3系脂肪酸のEPAも筋力の維持に役立つことが分かっています。

これらの栄養素と漢方で、一生歩ける筋肉が維持できれば最高だなと思います。

~薬剤師 鳥居英勝~