著名なお医者さんが提唱するダイエット食、理屈はこうです。

一、まずご飯を食べる⇒血糖が早めに上がって満腹感を得る⇒おかずを余分に食べ過ぎない。

・・・理に適っているように思います。ただし、食後に血糖値が上がりやすい方は、先に野菜を食べて急激な血糖の上昇を防ぐことを優先させるべきでしょう。

二、たくさんご飯を食べる⇒エネルギーに変わって代謝が上がる⇒燃焼する(もちろん、たくさん食べた分運動して燃やさないといけません)

・・・もともと代謝が悪い人には向いていそうです。そもそも代謝が悪い人がカロリー制限だけで体重を落とすのはダメ。ダイエットをやめた後に必ずリバウンドしてしまいます。

炭水化物を一切摂らないダイエット方については、『身体の水分が外に出るだけで、根本的な肥満の解消にはならない』とこの先生は解説されています。

色々なダイエット方が知られています。身体に合った方法を選びましょう。

~薬剤師 鳥居英勝~

今日は節分。我が家でも、今夜は子供たちが元気に豆まきしてくれる予定です。

そのお豆ですが、実は小さい子供にとっては危険。というのは、間違って吸い込んで気管を塞いでしまう恐れがあるから。ナッツ類、特にピーナッツは、子供にとって気管にスポッと挟まってしまう大きさなのだそうです。

咀嚼と飲み込みが上手になり、万が一吸い込んでしまっても吐き出す力が十分に養えるようになる4才までは、お豆は食べさせないほうが良いようです。

~薬剤師 鳥居英勝~

表題を言い換えると、『今日の体調は2日前の食事で決まる』。何年か前にこの論文でDr中松先生がイグノーベル賞を受賞したのを覚えている方も多いと思います。

抗生剤は2日後位から効果を発揮する。感染性胃腸炎の潜伏期間は2日位で、発症している期間もそれ位。日頃の食事は3日単位で調整すれば良い。など、人間の身体が3日単位で調整されることを連想させる言葉はたくさんあります。

ちなみに、胃の粘膜は3日で、腸の微絨毛にいたっては1日で新しいものに入れ替わるそうです。大事なことが控えているときは、2~3日前から食養生した方が良さそうですね。

~薬剤師 鳥居英勝~

肝臓は30日、血液は120日、骨は720日。人間の細胞は、およそ2年で全てが入れ替わるそうです。

もちろん各組織や器官がいっきに入れ替わるわけではなく、少しずつ細胞が新しくなっていくという具合にリニューアルしていくのだそうです。

じっくり時間をかけて体質改善すれば、身体が調うのも納得できます。

脳がまるまる入れ替わっても何十年も前のことを覚えている。ちょっと不思議な感じもしますが、神経細胞も上手に新しくなっているんでしょうね。

~薬剤師 鳥居英勝~

嘔吐下痢症が増えています。子供はところ構わずドバッと吐いてしまうものです。

その場合のウィルス退治には、塩素系の殺菌消毒剤を使いましょう。

床の掃除や衣類の汚れ取りに備えて液体のものと、床に残った吐しゃ物が乾燥して舞い上がるのに備えて空間除菌用のスプレーなどを用意しておけば、いざという時に安心です。

~保健堂 鳥居薬局~

最近よく耳にする“腸内フローラ”。腸の中にはたくさんの善玉菌や悪玉菌などの細菌があります。その細菌叢の様子を花畑(フローラ)になぞらえた言い方です。腸内細菌は、便通だけではなく、免疫・動脈硬化など色々なことに関わっていることが分かっています。

良好な腸内環境を調えるためには、善玉菌を増やすことが大切。そのためには、乳酸菌を摂取すると良いことがわかっています。

その乳酸菌にはいくつもの種類があります。ではどれを選んだら良いのでしょうか?良好な腸内フローラをつくるための条件を考えみますと・・・

①数を大量に摂る・・・腸内細菌叢の中の、善玉菌の比率を引き上げる。

②大きさが小さいこと・・・免疫のスイッチであるパイエル板を効率よく刺激できる。

③自分にあった株(種類)を摂る・・・一週間くらい続けてみて、便通に良い変化が出れば続ける価値あり。

食物繊維やオリゴ糖など、乳酸菌のエサになるものを毎日摂取することも大切です。

おならが臭い方や、便秘と下痢を繰り返す方は、腸内の善玉菌が少ない可能性が高いので要注意です。そのような方は特に、ご自身に合った乳酸菌を積極的に摂取することをお勧めします。

~薬剤師 鳥居英勝~

どれだけ医療が進歩しても、人間が永遠に生きることはできないそうです。その理由は、全身の血管を移植することはできないから。

人間の血管は、大小合わせて10万kmにも及ぶそうです。動脈硬化などでボロボロになった血管を、部分的には可能でも、全身丸ごと新しくすることはできません。

血管を健康に保つ秘訣は、なんといっても酸化ストレスを防ぐことです。そのためには、毎日の食事でフレッシュな野菜や果物など、フラボノイドを摂ると良いようです。

より効果的に、てっとり早く酸化ストレスを防ぐには、抗酸化力が確かなサプリメントなどを摂取すると良いでしょう。ビタミンC、E、イチョウ葉エキス、活性水素水などなど、様々な抗酸化作用のある素材があります。

サプリメントや健康食品で摂る場合には、抗酸化活性が明らかで、EBMがしっかり取れたものを選びましょう。

~薬剤師 鳥居英勝~

健康食品を選ぶときには、原料と製法、そして仕上がった商品の成分検査がしっかりしているかを確認しましょう。

色々な健康食品がありますが、中には成分量が記載されていないものや、記載されていても検査してみると全然足りていないものあります。

CMで流れているものが必ずしも良品とは限りません。むしろ宣伝費が商品価格に上乗せされていて割高、仮に安ければ原料費を削っているということも考えられます。

製薬会社が造っている医薬品基準で造られた品質の良い健康食品。EBMが取れている健康商品。身体に効率良く作用するように研究されて造られた健康食品。成分がしっかり活きている健康食品。ちょっと高くなるかもしれませんが、本当に良いものを選びましょう。

~薬剤師 鳥居英勝~

昼間の室温21度・・・動くのが億劫にならない温度、ロコモ対策。

深夜の室温18度・・・10年後の高血圧のリスクが減少するデータあり。

浴室脱衣室は20度に・・・急な温度変化から脳と心臓を守るために大切。

風呂の温度は41度まで・・・熱すぎると低血圧になるかも。気を失っておぼれないために。

冬の寒い時期は、部屋も廊下も家の中じゅうを暖かく保つのが理想です。

~薬剤師 鳥居英勝~

いよいよインフルエンザが流行ってきました。

そのインフルエンザにも葛根湯は効果的です。ゾクッとしたら、できるだけ早く葛根湯を飲んでみてください。その上で受診すればOK。より早く症状が和らぐはずです。

初期は普通の風邪なのかインフルエンザなのかわかりにくいもの。葛根湯はどちらにも有効です。おかしいなと思ったらとにかくすぐに、お湯で溶かして温かくして服用しましょう。

~薬剤師 鳥居英勝~