今朝のNHK朝いちで、発酵性食物繊維が取り上げられていました。

発酵性食物繊維とは、おなかの中で腸内細菌の働きを受けて発酵されやすい食物繊維のことです。腸内細菌は、これらの食物繊維を発酵代謝して、様々な発酵代謝生成物を作り出します。

ちらっと見たときには、オートミールが紹介されていました。

当店には、何十年も前からお勧めしている植物エキス発酵飲料(酵素)があります。この酵素飲料には、腸内細菌のエサとなる酵母の細胞壁成分であるβーグルカンや十数種類のオリゴ糖などの成分に加え、乳酸、短鎖脂肪酸(酢酸)など発酵由来の代謝産物、微量栄養素などが含まれています。これらは全て、植物が乳酸菌などの自然の微生物によって発酵・代謝されて生成したものです。

近年、腸内の発酵代謝生成物には、人にとって様々な有益な作用があることがわかっています。私も、免疫力を保ちたいと思い、毎日飲んでおります。

~薬剤師 鳥居英勝~

アメリカの食品医薬品局(FDA)が、セミに関する次の「警告」をツイートし、話題を呼んでいるそうです。

エビ、カニなどの甲殻類のアレルギーのある人がセミを食べると、アレルゲンの交差反応性によって、食用昆虫にアレルギー反応を起こす可能性がある。※昆虫と甲殻類は、同じ節足動物のグループに属しています。

昆虫食ブームの折、ご注意ください。

セミの抜け殻は、蝉退(センタイ)といって、漢方薬になります。皮膚病で良く使われる「消風散」にも使われています。今のところ、蝉退でアレルギーがあったということは聞いたことがありません。

~薬剤師 鳥居英勝~

滋養強壮に良い赤い箱のお薬、「養命酒」。改めて内容を見直してみました。

インヨウカク ウコン ケイヒ コウカ ジオウ シャクヤク チョウジ トチュウ ニクジュヨウ ニンジン ボウフウ ヤクモソウ。

養命酒は、これらのエキスが溶け込んでいる、アルコール14%の製剤です。

効能は・・・次の場合の滋養強壮:胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え性、肉体疲労、虚弱体質、病中病後。

身体を芯から温めて元気をつけ、血を補って巡らせる。胃腸を温めて働きをよくする。力のある方剤だと思います。

配合生薬をみると、風邪の引き始めで寒気がするときや、昼間の立ち仕事で浮腫みがあるときなどにも良さそうです。夜飲んで寝ると朝和らいでいるかも知れません。

独特の風味がありますが、味と香りも効き目のうち。器に注いだら手の温度であっためて、立った匂いをかぎながら味わって服用すると良いと思います。

~薬剤師 鳥居英勝~

4月の末に、当店であるお薬のCMの撮影がありました。開店前の限られた時間の中で、カメラマン、照明、音声、スタイリスト、美術さんが、丁寧に手際よく動かれていました。

役者さんの良い表情を切り取るほんの数秒のために、監督を始めとしてこんなに多くの方々が仕事をされて、CMは作られるんだなーと感心しきり。齢50を前にして、とても得難い経験をさせていただきました。

そのCMは、今日からテレビで放送されています。昔からある、滋養強壮に良い赤い箱のお薬です。

☆CMはk8o8HylkX40 からユーチューブで視聴できます。当店で撮影されたシーンは、44~47秒の数秒間です。

~薬剤師 鳥居英勝~

今日の下野新聞20面に、面白い記事がありました。

「腸でも呼吸できるドジョウをヒントに、酸素が少ない環境でブタやマウスにお尻から酸素を送り込んだところ、呼吸不全の症状が改善する傾向が見られたという研究結果が発表された」とのこと。

東洋医学では、肺と大腸は表裏の関係にあり、密接につながっていると考えられています。肺だけがもっていると思われている呼吸機能を、腸も有しているとすれば驚きです。

腸といえば、近年、第2の脳、免疫の要など、消化吸収だけではない重要な働きがあることが分かっています。

快食、快便を心掛けて、腸内環境を調えておきましょう。

~薬剤師 鳥居英勝~

毎年恒例の「梅酵素」、6月10日頃入荷する予定です。

当初今月下旬に入る見通しでしたが、梅の育ちが予想よりゆっくりで、遅くなってしまいます。楽しみにしていただいている方には、お待たせして申し訳ありません。

今週は週末まで、☂付きの曇りの予報です。曇天で気分がすっきりしない上に、寒暖の差が大きかったり湿度が急に高くなったりで、このところ体調がすぐれない方が多いようです。

コロナ禍で自由に温泉を楽しむこともできない状況です。その分、お家でいつもよりもゆっくりと入浴されると、すっきりするかも知れませんよ。

~薬剤師 鳥居英勝~

昨日から、うちのガスメーターの天板でカエルが佇んでいます。冬眠明けで体を慣らしているようで、ずっとじっとしています。すっかり春ですね。

さて、今朝のニュースで、更年期障害で受診する男性が増えていることが取り上げられていました。五月病という言葉があるように、5月は気持ちが沈みがちになる方が多い時期です。今年はコロナの影響で行動が制限されるので、余計にストレスをため込んでいる方が多いのでしょう。

お医者さんにかかるほどではなくても、気分が落ち込んだり、イライラが気になる方は多いことと思います。

深呼吸一つでも、ストレスは和らぐものです。外で気晴らしできる機会が少ない中、ご自身にあったストレスの解消法を持っておくとよいかもしれません。漢方薬も、支えになると思います。

~薬剤師 鳥居英勝~

今年は桜が早く、この辺りはすっかり葉桜です。

さて、4月20日(火)~30日(金)まで、恒例の「春の大抽選会」を開催します。

換気、消毒など、衛生に十分配慮して行います。皆様のお越しを心よりお待ちしております。

~延期させていただいた1月の抽選券もお持ちください~

よろしくお願いいたします。

保健堂鳥居薬局

桜満開で快晴の今日、鹿沼市を聖火が通ります。卓球で銀メダルを取った平野早矢香さんも走られるそうなので、ネットで視聴したいと思っています。

さて、昨日は1日中雨だったこともあり、今日は大量の花粉が飛ぶことが予想されています。同時に、最近10年で最大規模の黄砂が日本に飛来する予報です。

花粉は、湿度のある中で黄砂と接触するともろくなり、破裂して花粉内の物質が微細化し、さらに車の排ガスによって、強毒化してしまうそうです。

雨上がりで湿った空気+大量の花粉+黄砂、花粉症がひどくなる条件が、今日は揃っています。外出する際には、高品質のマスクを着用した方が良さそうです。

~薬剤師 鳥居英勝~

スギ花粉の飛散がピークを迎えています。昨年の2倍飛んでいるという割には、今年は症状が軽く済んでいる方が多いように感じています。コロナ対策でマスク着用を徹底しているのが効を奏しているのでしょうか。

早めに対策を始めたこともあり、私も今年は楽に過ごせています。ただ油断するとひどいことになるので、マスクはもちろん、帰宅後は顔と目を洗ったり、肌を保湿したりと、できることを続けています。

花粉とコロナに気を取られて忘れがちですが、これからの数か月は、UV対策が大事になります。夏に向けて紫外線が強くなってきます。コロナ禍の今、マスク焼けにも注意しなければなりません。

UVケアーといえば、日焼け止めが真っ先に思いつきますが、それと合わせて保湿も大切です。保湿によって肌荒れを防ぐことができますし、バリア機能が調うので花粉から肌を守ることにも役立ちます。

肌に合ったクリームに漢方の軟膏を混ぜ合わせて塗るのが私のお気に入りです。

~薬剤師 鳥居英勝~